2018.05.15

スマートアパレル開発の東大発ベンチャーXenomaとの資本業務提携について

繊維専門商社の豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区錦2-15-15)は自社の運営するCVCファンドを通じ、株式会社Xenoma(ゼノマ、代表取締役:網盛一郎、東京都大田区大森南4-6-15、以下Xenoma)の第三者割当増資の引受を行いました。さらに、両社は協力してスマートアパレルの用途開発と事業開発を行うことで合意しました。

Xenomaの製品e-skin Developer’s Kit

Xenomaは東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫教授の研究成果である布状電子回路基板Printed Circuit Fabric(PCF)と呼ばれる変形・伸縮可能な電子回路の製品化・事業化を目指すベンチャー企業です。PCFは高い引張耐久性を持ち、洗濯可能であることが特徴で、PCFを応用した同社製品e-skinは様々な生体情報や身体各部の動きをリアルタイムに測定することが可能です。

  既存の繊維素材では得られない新しい機能を備えたスマートアパレルは、素材技術や加工技術、そしてエレクトロニクスの進化も取り込んで、本格的な用途開発の段階に入ろうとしています。豊島では異業種連携を推進してスマートアパレルの様々な用途を開発し、プロトタイピングと機能検証を通じてアプリケーションやサービスの事業化を目指します。

  既存の繊維素材では得られない新しい機能を備えたスマートアパレルは、素材技術や加工技術、そしてエレクトロニクスの進化も取り込んで、本格的な用途開発の段階に入ろうとしています。豊島では異業種連携を推進してスマートアパレルの様々な用途を開発し、プロトタイピングと機能検証を通じてアプリケーションやサービスの事業化を目指します。

 フィットネスやヘルスケア分野への活用に加え、保育・介護の現場における人手不足や様々な作業現場での安心・安全の確保など、スマートアパレルには社会の課題解決に寄与する可能性があると考えています。

  • スマートアパレルとは・・

    スマートアパレルとはセンサーなどのICT(情報通信技術)を活用した衣類型のデバイスのことです。小型センサーや導電性繊維などを生地に取り入れることで開発された、一般の繊維素材では得られない新しい機能を備えたテキスタイル素材や既存の機能を新規の技術で得るテキスタイルを用いたアパレルの総称と言われています。様々な社会的課題の解決に役立つことが期待されています。

ゴルフのスイングチェックサービスイメージ

生体情報のセンシングによる 介護現場での応用イメージ

<Xenomaについて>
■会社名: 株式会社Xenoma  http://xenoma.com
■所在地: 東京都大田区大森南4-6-15テクノFRONT森ヶ崎303
■設立: 2015 年 11 月

<豊島CVCについて>
豊島株式会社におけるお取引先様への提案力向上・提案領域拡大の取り組みの一つ。2017年1月にファンドを設立。商材の開発にベンチャー企業の創造力と活力を大いに取り込むため、協業可能な国内外のFashion Tech企業への出資を行っている。